朝食で食べるべきもの

朝食は場合によって食べる事も
推奨していますが、では何を食べれば良いのか?

ともかく消化に良いものです。

何度も言う通り、午前中は排泄の時間帯で、
消化吸収能力が余り機能していません。

ですから、消化が大変なものを食べれば、
逆に体はエネルギーを奪われてしまいます。

例えば、ご飯や味噌汁と言うのは
実はそんなに消化しやすく無いので、
朝食には向いていません。

パンはもっと消化の難易度が上がって来るので、
そもそもなるべく控えた方が良いと思います。

では何が良いのかと言えば、
やはり一番は生の果物や野菜です。

「生」というのが大前提にありますが、
この2つは自身を溶かす消化酵素がたっぷり含まれており、
人間の消化酵素を余り必要としないため、
胃腸にそこまで負担をかけません。

また、消化そのものが非常に速く、
20~30分で胃を通過し、午前中の
栄養源としても働く事ができます。

特に果物は優秀です。

人間の祖先は果物食、フルータリアン
だった事が明らかになっています。

1200万年前の原人の歯の痕跡からわかった事ですが、
人間はその昔、肉食でも、草食でも、雑食でもなく、
果物食だったのです。

果物は人類が食べるに最もふさわしい食べ物なのです。

野菜もいいですが、朝食の場合は、
ジュースやスムージーにする方が良いと思います。

果物に比べると少し消化の負担が増えますので、
朝の時間は絞ったり砕いておく方が賢明です。

では具体的にどんなメニューが考えられるか?

ここでは3パターン紹介してみます。

1.果物野菜ジュース

果物と野菜をジューサーにかけて飲みます。

ジューサーの良いところはまず酵素が壊れない事。

ミキサーなどでは回転熱で酵素が死んでしまいますが、
低速ジューサーなどは酵素をそのまま吸収できます。

また、栄養を大量に摂取する事ができます。

線維を捨てて栄養のあるエキスの部分だけ飲むので、
お腹がいっぱいになり辛く、ビタミンやミネラルを
たくさん摂取できます。

それと、生だと硬くて食べるのが大変なニンジンや
ブロッコリーなどを手軽に摂取できるのも魅力です。

逆にデメリットもあります。

ジューサーは繊維部分を捨ててしまうので、
食物繊維が余り取れなくなります。

厳密に言えば、水溶性の食物繊維は取れますが、
不溶性の食物繊維が取れません。

不溶性食物繊維は蠕動運動を高めて、糞便量を
増大させる効果があり、そういう意味でこれは
ジューサー唯一の欠点とも言えると思います。

どんな物を入れるかというと、
個人的にお勧めなのは、

・ニンジン
・ブロッコリー
・リンゴ
・レモン

の4つです。

ビタミンCなど現代人が不足しがちな
栄養が補えて味も美味しいです。

ストイックにいける人はこれに加えて、

・生姜
・ニンニク
・唐辛子

を加えます。

味は落ちますが、これらは免疫能力を
飛躍的にアップしてくれます。

他にも飽きないように自分で色々と
入れてみると面白いと思います。

2.フルーツボウル

これは果物を半分ミキサーにかけて、
半分を生で食べる方法です。

より栄養価を高くしたい場合、
ハワイのデザートとしても有名な、
「アサイーボウル」が勧められます。

アサイーというのはブルーベリーみたいな形を
しているフルーツで、優れた栄養価の高さから
スーパーフルーツなんて呼ばれたりもします。

特にポリフェノールの含有量が半端ではなく、
抗酸化作用が非常に高いとされています。

抗酸化作用はフリーラジカルを退治しますから、
アンチエイジングの効果も期待できます。

アサイーは冷凍のピューレ状で売っています。

既に冷凍なので氷を入れる必要はありません。

更に、健康の事を考えるのであれば、
汁けの豆乳をアーモンドミルクに変えます。

アーモンドは玄米並みに栄養が整っていて、
ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂肪酸などが
バランス良く含まれている素晴らしい食品です。

ただ、アーモンドミルクは豆乳よりも
タンパク質の含有量が下がるため、積極的に筋肉を
付けたいと言う方は豆乳が良いと思います。

3.生オレンジ

個人的にはダイエット中の方にお勧めですが、
オレンジを2~3個生でそのまま食べます。

オレンジはリンゴなどのフルーツと比べて
糖質と脂質が少なく、逆にタンパク質を多く含みます。

筋肉を積極的に発達させるには若干弱いですが、
筋肉をキープしながら贅肉を減らすという意味では
理に適っていると思います。

余談ですが、かのグレイシー一族の朝食は
オレンジを10個位食べるというものらしいです。

そう考えると、オレンジは運動能力を高める
意味でも大きな効果があるのかもしれません。

それと、オレンジを買う時は防カビ剤に注意です。

防カビ剤は危険度が最高レベルの5である
非常に体に悪い添加物です。

皮の内側にも浸透して来ますので、
防カビ剤の使われていないものを
探せるよう頑張って下さい。

以上、3パターンを紹介しましたが、
状況に応じて使い分けるのも良いと思います。

元気を出したい時、モチベーションを高めたい時は、
栄養が凝縮されている果物野菜ジュースがおススメです。

体を大きくしたい時は、糖質とタンパク質の多い
フルーツボウルが適しています。

逆にダイエット中は生オレンジが向いています。

本格的に体作りをしている人はこれにプラスして
プロテインを飲んでおくと良いかと思います。

タンパク質は消化が非常に大変なものですが、
液状となっているプロテインであれば、
そこまでの負担を強いられません。

と言う事で、今日は朝食について話してみました。

何かしら参考になればと思います。

おすすめの記事