今日のテーマは食事になりますが、
その中でも重要な朝食についてです。

朝食に何を食べているかは、
人によってかなりバラつきがあると思います。

・ご飯と味噌汁など日本食の方

・パンや卵などの洋食の方

・そもそも朝食は食べないという方

・野菜ジュースを飲まれる方

様々な習慣があると思いますが、
今回は僕が考える朝食のあるべき姿という
ものをシェアしてみたいと思っています。

健康や体作りを考える上では大事な視点に
なるので良かったら読んでいって下さい。

朝食の基本

まず、基本的な事を言うと、
朝食は食べないのが好ましいです。

以前お話したように午前中は排泄の時間帯ですから、
出す事に集中すべきで、何かを入れるべきではありません。

胃腸も休息に入っていて処理能力が落ちており、
何か食べると消化不良を起こす可能性があります。

また、食事は大量の消化酵素を使用する事になるため、
その後の活動能力を低下させる事になります。

「いや~、朝食べないと力が出ないのでは?」

という人がいますが、それは勘違いです。

僕達の体は就寝中にエネルギーが
充填されるようになっています。

具体的に言えば、思考する脳の栄養のために
肝臓に肝グリコーゲンが配置され、運動する
栄養のために筋肉に筋グリコーゲンが配置されます。

午前中の間、活発に動いたり仕事したりできる
ような仕組みがちゃんと備わっているのです。

「でも朝ご飯食べると本当に元気が出るんです!」

という人もいるかもしれませんが、それも勘違いです。

現代人が食べる典型的な朝食は食べ合わせが良くても
胃腸を通過するのに1時間半~4時間かかります。

つまり、エネルギーとして使える状態になる頃には
既に午後になっていて、朝の活動源にはなっていません。

確かに元気が出たような感覚はあるかもしれませんが、
それはご飯を食べた時に出るエンドルフィンやセロトニンが
一時的に脳を気持ち良くさせているだけです。

実際に体に栄養が行き渡っているわけではありません。

ここら辺は慣れもあるので少し難しいところではあります。

朝食神話を続けてそれが習慣になっている人にとっては、
朝ご飯を抜く事で本当に気分が悪くなる事もあるでしょう。

ただ、朝ご飯を抜いて脱力感があったり気分が悪くなる人は
胃腸が傷ついていたり、便が停滞していたり、
肝臓障害がある可能性が高いと言われています。

もし、朝食を食べないと元気が出ないという方であれば、
それこそ頑張って朝食を抜く練習を始めるというのも
一つの手だと思います。

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朝食を食べた方が良い時
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さて、基本は食べないという姿勢で良いのですが、
逆に食べた方が良い場合もあります。

1つは、体内リズムが狂っている時です。

以前お話したように、地球上の生物には
24時間の体内リズムがあり、体の機能を調節しています。

これがズレて来ると、ありとあらゆる病に
発展する可能性があるので、出来るだけ
正確な状態にしておく事が大事です。

しかし、残業や夜更かしなどによって、
リズムが狂ってしまう事は少なくありません。

その狂ったリズムは本来、朝日を浴びる事で
再調整が可能なのですが、現実問題として
それすらも叶わない時があると思います。

そんな時に活躍するのが朝食です。

朝食は朝日以外で体内リズムを
調整出来る唯一の方法です。

正確に言えば、空腹明けの食事により、
体内時計は日中モードに調整されます。

これによって、体内リズムが正常に戻り、
健全な日常を送れるようになります。

リズムが狂っている事を実感している場合は、
敢えて朝食で帳尻を合わせるのは賢い選択だと思います。

そして、もう1つ。

これは個人的なものになりますが、
筋肉増強や維持などの目的がある場合です。

ご存知の方も多いと思いますが、
筋肉は栄養が無いとどんどん分解されて行きます。

エネルギーを無駄に食う燃費の悪い組織なので、
体にとってはなるべく少ない方が良いのです。

そのために、朝食を抜いて栄養が入って来ない
状態を長時間作ると、分解が進んで行きます。

仮に前日の夕食を9時に食べて、
朝食を抜き、昼食を12時に食べたとすると、
15時間以上の空腹時間を過ごす事になりますが、
この間に相当分解されるのは間違いありません。

ですから、この筋肉の分解を防ぐという意味で、
朝食で何かしら体に入れておくというのは、
悪い選択では無いと思います。

自分の理想を叶えるためには必要な事です。

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