今日はよく質問を頂くタンパク源の
善し悪しについてお話したいと思います。

タンパク質はトレーニングする人にとって
貴重な栄養として昔から摂られて来ましたが、
最近は一般人の間でも健康のために
意識して食べる方が増えて来ました。

サプリメントでもビタミン・ミネラルよりも
プロテインが重宝されてきています。

少し前まえではプロテインというのは、
マッチョが飲むものという偏見があって、
酷い場合はステロイドと混同されていました。

しかし、今では女性の方でも積極的に飲む方が増え、
タンパク質の重要性がかなり広まって来たと思います。

ではそのタンパク源はどんなものから摂取すると良いのか?

今日はこの話をしてみたいと思います。

悪いタンパク源と良いタンパク源の違いは何か?

タンパク源の違いで体にどんな影響があるのか?

具体的にどういうタンパク源がおススメなのか?

など、僕なりの見解を述べたいと思っていますので、
良かったら参考にして下さい。

食品とエネルギー

さて、タンパク質の善し悪しを決める上で
決定的な要因となるのは「軽さ」だと思っています。

この食べ物に対する「重い」「軽い」の概念は
健康を考える上でかなり大事です。

重い軽いの判断は非常に複雑で、
科学的に原因が明確になっているわけではありませんが、
有力なのは消化や解毒の難易度です。

消化が大変なもの、毒性が強いものは、重いです。

消化が簡単なもの、毒性が弱いものは、軽いです。

これにより、エネルギー面での恩恵に差が出て来ます。

簡単に言えば、

重いものはエネルギーが奪われます。

軽いものはエネルギーを節約してくれます。

これは日々の仕事効率に大きく影響します。

重いものを食べている人は、生産性が低くなります。

何故なら、エネルギーが不足してくるから。

軽いものを食べている人は、生産性が高くなります。

何故なら、エネルギーが余ってくるから。

つまり、どれだけエネルギッシュに生きられるか、
どれだけハイパフォーマンスを出し続けられるか、
こういう事に繋がって行きます。

エネルギーレベルを高く保ちたいという人は多いですが、
それはどれだけエネルギーを余らせるかが鍵を握ります。

そのために重要な事の1つが、重いものを避けて、
軽いものを食べるという選択です。

エリートが選ぶタンパク源

実は世の中でエリートと呼ばれるような人達は
そういう視点を持っていて、食品でもサプリでも
なるべくエネルギーが余るものを選択します。

安さと量に目がくらんで適当な物を選んでしまうと、
長い目で損失を食う事を知っているからです。

エリートと言えば、僕のライティングの先生で、
色んな面でとんでもない変人がいます。

例えば10万円のセミナーを開催したりすると、
プロモーションもせず2000人が集まったりします。

小論文で日本一になった事があり、外国語はペラペラ、
自宅には難解な哲学書や経済の本が1万冊以上あります。

そして、肉体はプロのアスリート並み。

筋トレ好きで体重が90kgを超えているのですが、
その重さで十字懸垂や鯉のぼりが出来るという
ちょっと信じられない身体能力の持ち主です。

当然タンパク質にも気を使っているのですが、
普段食べている卵は1個300円の超高級品で、
それを毎日何個も食べています。

こんな感じでネタに困らない凄い人なのですが、
彼は自分のパフォーマンスを最大限に発揮するために
食品の重い軽いを非常に重要視しています。

その基準の1つは脂質の品質です。

ホルモン剤などの化学物質は肉の脂肪に溜め込まれる性質があり、
そういったケミカルなものが多く含まれている肉は重くなります。

例えば、アメリカ産の牛などは効率良く成長させるため、
成長ホルモンや抗生物質が大量に投与されているわけですが、
そのせいでかなり重くなるわけです。

そして、マグロは激重の食品になりますが、
それは脂肪に水銀や放射性物質が溜まるからです。

逆に、野生のイノシシの肉はめちゃくちゃ軽いと言います。

それは天然のドングリなどを食べて育っているため、
化学物質が入っていないからと推測されます。

タンパク源の重さ比較

今お話したのは基準の1つですが、
タンパク質にも重い軽いがあります。

こちらは脂質よりも複雑で判定が難しいですが、
原料や加工によって違いが出て来ます。

個人的な感覚を言うと、
牛、豚、鶏の3種類で比較した時の重さは、

牛 > 豚 > 鶏

です。

つまり、牛が一番重くて、鶏が一番軽いです。

僕は牛を食べた日の次は胃がモタれて
朝に疲労感が残ってしまうのですが、
これが鶏だと爽快な目覚めになります。

鶏の軽さを主張する人は他にも結構いて、
だいたい魚と同じくらいと言われています。

勿論、魚は種類が余りにも多くて一概には言えず、
マグロのような激重もあるわけですが、
全体的な傾向としては軽い部類に入ります。

つまり、一般的な食品の中で僕がおススメする
タンパク源は、鶏か魚という事になります。

また、その鶏や魚の中でも脂質が少ないものは
更に軽くなって、よりおススメです。

鶏であればササミや胸肉、魚であればタラなど。

これは先程お話したように脂質に溜まる
化学物質が入って来る余地が無くなるため、
消化や解毒の負担がほとんどかからないためです。

そういう意味では魚ではないですけれど、
イカ、タコもかなり優秀だと思います。

イカやタコはタンパク源の塊になっていて、
脂質はほとんど入っていません。

誤解の無いように言っておきますが、
脂質が悪いわけではありません。

劣悪な環境で育った家畜の脂肪にたまる
ケミカル物質が悪いと言っています。

ですから、平飼いや放牧などで育っている家畜
であれば脂質が入っていても問題ありません。

牛でもグラスフェッドという
牧草で育った牛の肉は軽いです。

ただ、一般的なスーパーに売られているものは、
そんなに良質な肉や魚は売られていないと思うので、
脂質を省くと考えてしまう方が簡単です。

勿論、ネットで高級な肉を買うのも良いのですが、
何せタンパク質というのは基本的に価格が高いので、
コスパはかなり悪くなってしまうと思うのです。

そういう意味ではプロテインは救世主的存在です。

食事で良質なタンパク質を取ろうとすると、
先程言ったようにかなり高くつきます。

鶏胸肉などであれば安く手に入りますが、
毎日それを食べるのも辛くなって来ると思います。

そんな時、脂質がほとんど入っていなくて、
割と安価で摂取できるプロテインがあると
日常的に非常に助かるわけです。

料理する必要も無くて手軽なところも良いと思います。

 

プロテインの選び方

では、そのプロテインはどんなものが良いのか?

これも軽さで判断するのが一番だと思います。

個人的にホエイなど動物性プロテインは重めで、
飲んだ後に胃が突っ張る感じがします。

植物性プロテインは軽く感じるものが多くて、
割とスッと吸収されるのがわかります。

それと、できたらプロテインは色々なものを
ミックスして飲めると体に優しくなります。

と言うのも、タンパク源はアレルギーの原因となり、
1種類のタンパク質だけを偏って摂取し続けると、
それがアレルギーに変わってしまう事があるためです。

例えば、大豆プロテインばかり飲んでいると、
その内に大豆アレルギーになったりします。

これは偏食が体に良くないと言われる1つの要因だと思いますが、
ヒトは多品目をバランス良く食べる雑食に適応しているのです。

と言う事で、毎日飲むようなプロテインに関しては、
何種類かを混ぜて飲むとリスクが下がって安全です。

以上がタンパク質の善し悪しになりますので、
良かったら参考にしてもらえたらと思います。

タンパク質は日本人に不足しがちな栄養素で、
体作りでも健康面でも非常に重要です。

日常をクオリティを高めていくためにも、
タンパク源の摂取には注意して下さい。

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